矯正治療について
北九州 小倉の矯正歯科専門クリニック 歯並びや噛み合わせなどお悩みの方、まずはご相談ください。
矯正治療について
第二大臼歯が萌出してからは、多くの場合マルチブラケット装置というすべての歯に金属やセラミックなどのブラケットという矯正装置を付ける矯正治療を行います。この装置は、すべての大人の歯をトータルに3次元的に調和のとれた適切な位置に配列し、上下の歯がしっかりとかみ合うように歯の移動を行うことができます。できるだけ歯を抜かずに歯の配列を計画しますが、歯の大きさが大きいか、または歯を並べる歯槽部が小さい場合は、抜歯治療をお薦めする場合もあります。また、凸凹はひどくなくても、口元が前に出て口が閉じにくいなどの機能的あるいは審美的問題点を認める場合も抜歯治療の対象となります。しかしながら、抜歯はできれば避けたい治療方法の一つであることは間違いないので、決定の際にはメリットとデメリットをよく比較検討しながら、我々と患者さんがよく話し合って決めていきたいと考えています。また、大人の矯正治療で遅すぎるということはありません。是非ご相談下さい。
ブラケットを用いた矯正治療
クリアブラケットを用いた矯正治療
メタルブラケットを用いた矯正治療
矯正治療後の審美的保定装置
クリアリテーナーを用いた保定装置
その他の保定装置:アスティックスリテーナー
その他の保定装置:FSWリテーナー
矯正治療の目的は、歯の配列を整え、咀嚼や発音機能の回復を目指すと共に、審美性の獲得も決しておろそかにできない重要なポイントです。私はこれまで、顔の審美性において口元のもつ役割がいかに大きいかについて臨床研究を重ねて参りました。その結果、側貌における口元の前後的位置に関する好ましいポジション、スマイル時における歯の見え方についていくつかの重要なポイントがあることを確認し、国際矯正歯科ジャーナル(下記参照)に発表して参りました。当矯正歯科クリニックでは、それらのポイントに十分注意し、矯正治療後に審美的にも十分満足していただくよう努めて参ります。
審美的参考値 | |
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Max Incisor Exposure | 10.0 |
Upper Lip Drape | 2.0 |
Lower lip to Upper Incisor | 0 |
Buccal Corridor Left | 3.0 |
Buccal Corridor Right | 3.0 |
Smile Arc | Consonant |
Upper Lip Vermilion Height | 4.4mm |
Lower Lip Vermilion Height | 10.3mm |
(Ioi et al., Angle Orthod, 2014)